株式会社テクトス

強度グラフのマーカー色自動設定 [ Auto Marker Color Intensity Graph ]

強度グラフのZ軸は、色で表されます。

色はZ軸にマーカーを指定して、値に対応した色を指定します。

Z軸オートスケールをONにしても、スケールの最大、最小値は変化しますが、割り当てたマーカーの位置は変化しません。

そこで、今回は、強度グラフのマーカー位置を自動設定するサブVIを作成しました。

○使い方

"IntGraphRefIn"に強度グラフのリファレンスを接続します。

"DataIn"に強度グラフに表示するデータを接続します。

"MarkerColors"にマーカーに使う色のリストを接続します。値が大きい範囲に対応する色から並べます。

実行すると波形グラフのマーカーが自動的に設定されます。

サンプルプログラム VI"AutoMarkerColorIntGraph.zip"(LabVIEW ver. 8.6版)ダウンロード

コネクタ画像

フロントパネル画像

○仕組み

入力されたデータの最大値から最小値の範囲に、均等に色のリストを割り当てます。

プロパティノードの"ZScale.MarkerVals"のプロパティに設定を書き込みます。

このとき同時に"IgnoreArr"にFalseを書込み、カラー設定を有効にします。

サブVIから出力されたDataOutから、強度グラフの端子に接続しているのは、 マーカーの設定後に値を書き込むことで、最新の設定で描画させる工夫です。

ブロックダイアグラム画像

テスト用プログラム VI"AutoMarkerColorIntGraphTest.vi"(LabVIEW ver. 8.6版)

テスト用VIも作りました。圧縮フォルダーに入っていますのでご利用ください。