測定データなど大量のデータをファイルに保存する場合、枝番号を付けたファイル名を使用する場合が多くあります。 たとえば、"Test01.dat"、"Test02.dat"、...といった名前のファイルを作ります。 さて、フォルダーにすでにいくつかの枝番号の付いたファイルが有るときに、次の枝番号を見つけ出したい事が有ります。 そのような場合、どうすれば良いでしょうか?
A001.viは、新しい保存先を決定するときに使用します。
保存先のディレクトリには既に、いくつかのファイルが保存されています。 そのファイルの中でもっとも大きな枝番号を持つファイルを探し、次のファイル名を決定するVIです。
ファイル名のフォーマットを決める必要があります。
例えばTest01.dat、Test02.dat、...というようなファイル名を使用するとします。 Testの部分は変化しない接頭辞です。次の01,02が枝番号です。
.datはデータの種類を示す拡張子です。 このプログラムでは、接頭辞と保存先フォルダを指定して実行します。
既に保存されているファイルを参照して、次に利用すべき枝番号付きのファイル名を表示します。
指定されたフォルダ内のファイルのうち、接頭辞と拡張子が一致するファイル名だけをリストにします。 このリストから、枝番号の箇所だけを読み取り、数値に変換してから配列にします。
この配列の中から最大値を調べ、最大値に1加えた値を新しい枝番号としてファイル名を作ります。 拡張子はダイアグラム上で指定していますが、制御器で指定できるように変更しても良いでしょう。
※枝番号付のファイル名で保存する方法として、「計測ファイルへ書き込む」ExpressVIを利用する方法があります。 このExpress.viは多くの機能があり、枝番だけのために使うにはちょっと大げさです。
そこで、シンプルに枝番号だけの機能を実現するVIを作ってみました。